部署紹介:リハビリテーション
部署紹介:リハビリテーション
「すべては患者さんのために」
私たちは患者さんとご家族が笑顔で過ごすことができるようにリハビリテーションを通じてお手伝いをさせていただきたいと願っています。病気や怪我を抱えて入院・通院するというのは心身ともに辛い状態にあると思います。そんな患者さんお一人お一人が再び心から笑えるよう、より良いリハビリテーションの提供ができるよう努めます。
病気や怪我をするとまず「急性期」という疾患の治療に重きをおいた病棟に入院することになります。その後疾患の状態が落ち着いた後もリハビリテーションが必要であれば、リハビリテーションを中心に行う「回復期」に転院することが一般的です。
しかし当院では、急性期・回復期のどちらの病棟もあるため一貫したリハビリテーションの提供が可能となります。また退院後も通院で実施する外来リハビリテーション、介護保険を用いて行う通所リハビリテーション、在宅で行う訪問リハビリテーションなども提供しています。
臨床力を高めるためには、教育と研究は不可欠な要因だと私たちは考えます。
教育は、自分たちが常に広く新しい知見を臨床に取り入れて患者さんへのサービス向上を図ることにつながるだけに留まりません。若手スタッフや学生教育を積極的に行うことは、自分たちの知識の整理にも役立つと考えています。
充実した教育
新人スタッフには経験者が教育係としてつくだけでなく、チーム全体で臨床教育を行います。入職時に日々の業務だけでなく、画像診断やリハビリテーション介入まで研修を行います。その後も定期的に評価や面談を行い1年かけて臨床教育を行います。
また新人だけが学ぶのではなく、各スタッフは積極的に学習を続けることのできる環境が整っており、様々な研修や学会にも参加しています。
当院では多くの学校から臨床教育を受け入れており、後進の育成に力を入れています。
当院リハビリテーション科は学術活動にも力を入れており、多くの学術発表や論文を発表してきました。
ほとんどが脳卒中(重度片麻痺、高次能機能障害)認知症患者への介入
・理学療法士、作業療法士のための出来る!ADL練習(南江堂)
上村 朋美
クリニカルクラークシップの進行に行動目標の提示と点数化が及ぼす影響
第52回日本理学療法学術大会
富田 駿
認知症患者おける視覚的フィードバックの効果
第52回日本理学療法学術大会
上村 朋美
運動療法を拒否していた失語症患者に対する応用行動分析学的介入効果
高知リハビリテーション学院紀要 17
川口 沙織
重度片麻痺患者に対する段階的難易度調整を用いた方向転換練習の効果 : 急性期・慢性期の症例による検討
高知リハビリテーション学院紀要 17
富田 駿
重症片麻痺患者に対する立位保持環境の難易度
第51回日本理学療法学術大会
富田 駿
失語症を有する重度片麻痺患者に対する寝返り動作練習 : 下肢挙上による難易度調整を用いて
行動リハビリテーション5
富田 駿
認知症患者に対して視覚的フィードバックは有効か : グラフを用いた介入による効果
日本行動分析学会年次大会プログラム・発表論文集2015
富田 駿
重度片麻痺患者における下肢の挙上を用いた寝返り動作練習
高知リハビリテーション学院紀要 16
富田 駿
失語を有する片麻痺患者に対する応用行動分析学的技法を用いた起居・移乗動作練習
行動リハビリテーション5
川口 沙織
Pusher症状を呈した重度右片麻痺患者に対する立位練習 : 下腿クッションを用いた健側下肢外転の防止
行動リハビリテーション5
上村 朋美
理学療法拒否を続けていた患者に対する介入 : 環境調整の影響
行動リハビリテーション5
上村 朋美
応用行動分析学を用いた臨床実習での基本的態度の会得
第50回日本理学療法学術大会
川口 沙織
重度右片麻痺,半側空間無視を呈した症例に対する生体傾斜角練習装置を用いた座位練習の効果
第50回日本理学療法学術大会
富田 駿
転倒不安感に対するセルフマネジメントの有効性 : 歩行困難となった片麻痺患者における検討
日本行動分析学会年次大会プログラム・発表論文集2014
富田 駿
Pusher症状を呈する片麻痺患者に対する座位保持練習 : シェイピングを用いた介入の効果
高知リハビリテーション学院紀要 15
当院では地域にお住まいの方に向けた教室の講師などを引き受けております。
入院患者さんだけでなく、地域の方々の役に少しでも立てるよう邁進していきます。
2014年~2023年:転倒予防教室(松ヶ丘公民館)
電話:047-468-0011(代表)
E-mail:riha@hfhp.gr.jp
担当:リハビリテーション科 鍋丁(なべちょう)、上村(うえむら)